シュタイフの歴史

  • 1847年

    創業者マルガレーテの誕生

    7月24日、ドイツの小さな町ギンゲンで、マルガレーテ・シュタイフはシュタイフ家の4人兄弟の3番目の子どもとして生まれました。
    彼女はわずか1才半のとき骨髄性小児麻痺を患い、両足と右手が不自由となるハンデを負い、生涯車椅子と過ごす事になります。
    しかし、マルガレーテの両親は障害あっても自立できるようにと学校に通わせ、他の兄弟たちと区別することなく彼女を育てました。

    1861年頃には洋裁学校に通いはじめ、そこで手芸の才能を開花。
    やがて、ふたりの姉と自宅の2階で洋裁店をスタートし、姉妹でミシンを購入。洋裁店には順調に注文が入り、店は繁盛していきました。

     
  • 1877年

    シュタイフ社の前身となるなる店をオープン

    姉たちが嫁ぎ、周囲の薦めもあって、1877年に女性や子どもの洋服を製造販売する「フェルト・メール・オーダー・カンパニー」を設立。
    マルガレーテの作る高品質なフェルト製の洋服やテーブルクロスなどの家庭用品はたちまち評判となり、人気店へと成長します。

     
  • 1880年

    世界最初のぬいぐるみ ~シュタイフ社創業の年

    ある冬の日、ファッション雑誌からヒントを得て小さなぬいぐるみゾウを作りました。
    小さな甥や姪にはおもちゃとして、大人の女性たちにはピンクッション(針刺し)としてクリスマスにプレゼントすると、その愛らしさがたちまち評判となり、お店の前にはゾウのぬいぐるみを求める人々で行列ができるほどになっていました。
    この1880年が、シュタイフ社の創業の年とされています。

    2014年より、シュタイフの日本総代理店は、「株式会社 MS1880」になりました。
    社名「MS1880」は、創設者マルガレーテ・シュタイフのイニシャル「M.S.」と、シュタイフ創業の年「1880年」に由来しています。

     
  • 1893年

    子どもたちには最高のものを ~フェルト・トイ・カンパニー

    マルガレーテの作ったゾウは5,170個も売れ、他の動物のぬいぐるみも作られるようになりました。
    ぬいぐるみを手にして喜ぶ子どもたちの様子を見て、マルガレーテは「子どもたちには最高のものこそふさわしい」との思いを強くし、1893年に社名を「フェルト・トイ・カンパニー 」に変更します。

     
  • 1902年

    テディベア誕生

    1897年から事業を手伝っていたマルガレーテの甥リチャード・シュタイフは、シュタイフ作品の基礎となる動物のスケッチを数々描きました。
    1902年彼は「本物のようなクマのぬいぐるみ」を思いつき、腕と脚を動かせる毛足の長いモヘアで作られたクマのぬいぐるみを設計します。
    これが世界で最初のテディベアと呼ばれる「55PB」です。

     
  • 1903年

    テディベアブーム

    クマのぬいぐるみ「55PB」をライプチヒの見本市で発表。
    アメリカ人バイヤーの目にとまり、3,000体もの注文が入りました。
    シュタイフ社のベアは、ルーズベルト大統領の晩餐会のテーブルディスプレイに使われ、セオドア・ルーズベルト大統領のニックネーム「セオドア=テディ」にちなんで、クマのぬいぐるみは「テディベア」と呼ばれるようになり、一大ブームを巻き起こしました。

     
  • 1904年

    ボタン・イン・イヤー

    この頃、人気を博したシュタイフ社に対し、粗悪な類似品が多く出回るようになります。他社の粗悪品と区別する為に、シュタイフ社製品の全てにボタンを取り付けるようになります。

    これが世界で一番古いトレードマークといわれる「ボタン・イン・イヤー」です。
    最高級の品質の証として、今も続くシュタイフ社の商標です。
    →ボタン・イン・イヤーについて詳細はこちら

     
  • 1909年

    社名を「マルガレーテ・シュタイフ社」に変更

     
  • 1904年

    マルガレーテの精神を受け継いで

    1909年5月9日、マルガレーテは61歳で天国へと旅立ちます。
    マルガレーテは経営者として、従業員たちに気を配り、思いやることを生涯貫き通しました。
    障害を持つ人に仕事を与え、子どものいる人には会社に連れてくることを認めるなど、19世紀では珍しい開かれた会社を作りました。

    彼女の旅立ちは、シュタイフ家の人々、従業員たちにとって哀しい出来事でしたが、マルガレーテの精神を受け継いで、機械に頼らず、ひとつひとつ手作りしてゆくことを誓い、マルガレーテの甥が会社を引き継ぐことになります。

     
  • 1953年

    テディベア誕生50周年

    長く厳しい戦争時代を経て、1920年に本格的な生産を再開。テディベビー、笑った顔のベア“ディッキー”や、パジャマ入れやポーチなどの 実用品など変化に富んだ商品が次々と誕生しました。1953年にはテディベア誕生50周年を祝って、 “ジャッキー”という「おへそ」のある、 まったく新しいぬいぐるみが発表されます。

     
  • 1980年

    シュタイフミュージアム開館

    シュタイフ社創業100周年を記念して、旧工場跡地にシュタイフミュージアムを開館。
    1983年洗える新素材を使った、触感の柔らかい“モーリー・テディ”が誕生。
    1903年数量限定のベアがシリーズ化されるようになります。

     
  • 1992年

    シュタイフクラブ設立

    テディベア生誕90周年の年、シュタイフクラブがドイツで設立されます。
    (日本では1996年にシュタイフクラブが設立されました)
    →シュタイフクラブについて詳細はこちら

     
  • 2002年

    テディベア誕生100周年

     
  • 2005年

    新シュタイフミュージアム開館

    シュタイフ社創業125周年を記念して、シュタイフ本社横に新シュタイフミュージアムがオープン。